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conobieという 子育てサイトで、転勤による転校についての記事を見ました。
我が子はまだ幼く、転校の問題は先々のことですが、自分が転勤で転校していた経験から考えていることを合わせて、思い出せるように書き残しておこうと思います。


親の転勤による引っ越し。転園や転校先に我が子は馴染める?

 

記事には、5か所転勤歴のあるママ(著者の方)が、子どもへの接し方について思うことが書かれていました。
記事を引用しながら、自分の経験と、今後こうしたいと思うことについて考えてみます。

「あなたなら大丈夫」「新しい環境でも楽しいことがたくさんあるよ」と前向きなメッセージを発するように心がけていました。

これ、たしかにそうですね。心配性なのでつい色々気がかりなことを聞いたりしてしまいそうですが、それでは子どもも気にしてしまいます。

以前転勤族の先輩ママに聞いたことを思い出しました。
「大きくなってからも仲の良い友達はできるし、その頃の友達の方が長く付き合っていくことも多いよ」を伝えるようにしている、と。

転校の度に仲良くなった友達と離れるのは、とてもさみしいのですよね。何度も新しい友達を作らなければいけないのもつらい。転勤族の子だった私は「幼なじみ」というものにとっても憧れていました。

そんな気持ちを和らげる言葉がけを、心掛けたいものです。

大きくなってみると、引越し・転校が多かったことは、新しい環境や人間関係に入っていくことにあまり動じず、むしろ楽しめるという利点に繋がったと思っています。周囲の転勤族の子だった友達も、大抵同じタイプでした。

こうした転勤族の利点も伝えていきたいところです。


ただ、「何かあったらため込まずに話してね」ということも、当時小学校高学年の子にも折に触れて伝えていました。子どもが「何かあっても我慢しなくて大丈夫」という気持ちを持つことは、周りに影響されすぎずに飄々と生きていくためにも役立つのではないかなあ、と思ったからです。

転校したては、子どもにとって大きな変化の時期です。私も言葉の違いについて何か言われたり、学校や地域による文化の差のようなものに戸惑ったり、色んな思いがありました。そのうち馴染みますが、学校が殆ど自分の世界の全てという子ども時代、暫くは激動の日々でした。

転校後、心許せる友達ができるまで時間がかかります。気持ちの吐き出し先は家庭しかないと思うので、我慢して溜め込むことのないような接し方はとても大切ですね。

そして、兄弟姉妹がいない場合、吐き出し先が親しかいなくなってしまうので、各所で複数のコミュニティに属させてあげたいと思っています。学校以外に例えばボーイスカウトなど、違うコミュニティがあれば、横だけでない縦や斜めの関係や、親との間のワンクッションの存在を作ることができます。


特にそれまで全く縁もゆかりもない土地に住む場合、まずは親自身が新しい土地にたくさんの興味を持って大好きになることが、新生活を楽しくしてくれるように思います。これまでと違う土地に住み、その地域、地方の歴史、風土に触れられること。そしてそれを家族で共有していけることは、子どもにとっても一生の財産になるのではないでしょうか。

私の両親は旅が好きで、転勤の先々で週末はよく周辺を旅行していました。おかげで日本の各地の観光地を巡ることができ、各所でキーホルダーを集めるのも楽しみでした。旅行好きになったのはこの経験からだと思っています。家族で各地を旅した楽しい思い出がたくさんあるのも、転勤族だったおかげです。

幸い夫も似た性質なので、我が家も積極的にその土地の楽しさを開拓しています。子どもが大きくなって遊びの範囲が広がるのが楽しみです。

ただ私は、子どもの頃どこに行ったか、場所や名前などを残念ながら把握できていません(キーホルダーどこいったかしら)。

せっかくなので、どこを制覇したのか、その時も大きくなってからも分かるように、地図を見せたり記録を残したり、都度話していきたいと思っています。


以上。数年先の自分、ちゃんと思い出してね。


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